週1回、マリンバのレッスンが楽しみでもあり、苦しみでもあり。そんな60の手習いの日記です。
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貧乏草の花盛りです。


調べたところ、どうやらこれはある地方限定の呼び方のようで、便所草ともいい、私には見分けつきませんが、実は似ている2種類を指すそうです。子どもの頃、「貧乏草が咲いてる」とか、「便所草がいっぱい生えてる」とか言っていました。由来は諸説あるようですが、私は、「廃屋や手入れされていない建物の周囲、特に便所など裏手や廃物の間に生えている」からだと思っていました。


やがて他地方へ転居したところ、同じ植物を「ハルジオン」や「ハルジョオン」、「ヒメジオン」や「ヒメジョオン」と呼んでいるのを知り、「へえ、名前が違うんだ、カタカナってことは外国産? しゃれてるね、でも所詮は貧乏草(便所草)でしょ」と思っていました(実際のところ、これら2種類は固有種でなく要注意外来生物で、侵略的外来種ワースト100に入っているそうです)。


一方、文学少女気味だったので、小説や詩、歌詞に「紫苑」「シオン」という花名が登場し、可憐でちょっと物悲しいふうに用いられているのを見聞きし、「シオン、きれいな響き。将来の娘に命名したいな」なんて思っていました。


まさかそれが同じ植物を指しているなんて、とんだ裏切りです。漢字で書くと「春紫苑」、「春女苑」、「姫紫苑」、「姫女苑」ですって!


もっとも、植物分類上は科目が異なるようで、専門家が見れば違う植物とわかるそうですが、素人目には同じ。日本の便所の裏や空き地に生えているのと、外国の丘に群生して風に揺れて詩に詠われるのがざっくりだとしても一緒とは。





で、最近、孫に付き合って子ども番組を見ていると、「鬼のパンツ」が頻繁に流れてきます。YouTube動画でもオペラ歌手が歌っているなど、大人気。「鬼のパンツ」は以前からある、作詞者不明の日本での替え歌ですが、もとは「フニクリ・フニクラ」。これも私が子どもの頃は外国(イタリア?)の唱歌扱いで、語呂は面白いけど、まじめな歌だと信じて、たぶん音楽の時間でも歌っていました。


これが記録に残る世界初のCMソングだと知ったのは、広告デザインを学んでいた大学の頃です。「フニクリ」「フニクラ」は造語で、「ケーブルカーに乗ってあっちへ行こう、こっちへ行こう」と歌う、新設ケーブルカーの宣伝だそうです。あの厳密な時代(山口百恵さんのまっかな車事件、覚えている方、いるかな?)、公立の音楽の授業でCMソングを歌っていたなんて愉快(まあ、ケーブルカー自体はとっくの昔に廃業になったらしいですが)。


でも、さらに愉快なのは、どうやら現在では、かつては面白替え歌で影の(パンツだけに際物)扱いだった「鬼のパンツ」のほうが前面に出ていて、むしろ大きな顔をしていることです。小学校の教科書ではどうなのかな? どちらも扱われていないのかな? 孫が入学したら見てみよう。






そして、日本人が大好きなショパンの「別れの曲」。ショパンが名付けたわけでも、そうイメージして作曲したわけでもなく、ショパンの生涯を描いた映画で、恋人との別れの場面でたまたま流れていたことから、日本ではそう呼ばれるようになったそうです。この名前のために、聴くと自分の経験と重ね合わせてジーンとくる人も多いし、本来無関係なのに、使用場面が制限されてもいます。


名曲も名前に影響されますね。
先日、あるクラシックコンサートに行きました。凝りもせずに銀座で。


有料ではありますがおそらくほとんど「立場上の義務+おハイソな文化的好奇心」が来場動機と思われる中年以上の人々です。演者は日本人と外国人で、コンクール受賞者の若手とベテラン勢。


そして、演奏曲は、有名どころのアレンジ2曲以外は、「聴いたこと、ありません」というもの。アレンジ曲すらアレンジされ過ぎていて、普通の聴衆にはわかりにくい。


これだと、やっぱり、客席の反応って薄いんですよね、残念ながら。演者の皆さんはその世界ではエリートな方々だと思いますので、胸中、いかばかりか。しかも、章の間に拍手されちゃうしね。


弾きたい曲と聴きたい曲・・・むずかしいです。
先日、知人に誘われて、及川光博さんのコンサートを観覧しました。本当はもっと近くの会場がよかったのですが、抽選に外れて、少し遠方まで行きました。


これまで観覧した、郷ひろみさんや氷川きよしさんなどと同様、満席。ほとんどが女性、年齢幅は広く、意外と若い方も、また、今回が初めての方も多かったです。きっかけは何だったのでしょうか? お代もそれなり、抽選を勝ち抜くのは、思い付きではなかなかチケットは取れませんから。







あいにく私の知っている歌はなかったのですが、みなさんは熟知されているようで、ライトやポンポンを持っての振り付けもばっちり。会場が一体となっての同じ動き、同じ掛け声。反対に、シーンとした無動、無言でじっと聴く曲もあり、素晴らしい。


何やら秋葉原名物のオタ芸のような、地域の盆踊りのような、小中の卒業式のような。洋楽でもこぶしを振り上げたり、ジャンプしたり、叫んだりはありますが、こういう「一曲通して」「一曲ごとに定型がある」は日本独特の気がします。


何にせよ、とてもよい経験でした。







マリンバの発表会まであと少し。悪戦苦闘中です。
先日、長野県のアンテナショップで、手のひらに収まるくらいの小さなチューブ入りの飴を買いました。


まだなめていませんが、外見は蜂蜜のように薄い褐色でトロッとしています。


長野県諏訪地方特産物のマルメロ(≒カリン)の果汁が水あめに加えてあるようです。マルメロ(≒カリン)は喉に良いとされていますね。





商品名は「Silent Candy」、コンサートなどで咳が出そうな時に、ガサゴソしないで、口にするのが目的です。定番は固形の飴ですが、あれ、本人が思っている以上にウルサイんですよね。


まず、バックを開ける音、中を手探りする音、飴の大袋から1個の飴を出す音、フィルムを開ける音、フィルム(ゴミ)をバッグのどこかに入れる音、バッグを閉める音。


これらが、そーっとそーっと周囲に気を遣い、音を出さないようにゆっくりゆっくり行っている、でもその音、すごく聞こえるんです。


耳が音楽の音(音色、打音、奏者の息遣い)を聞き漏らすまいと集中しているので、それ以外の音もすごい感度で入ってきてしまうんです。程度もありますが、むしろ咳の音のほうが心理的に無視できます。




まあ、この商品も、バッグやポケットの中から出そうとすると、そこでゴソゴソ音がしてしまいます。ですから、まず、事前に手のひらに持っていなくてはなりませんね。また、うっかりキャップを落としたら? もう諦めましょう。探してはいけません。そして、内容量は22グラム、開封後、早目に使い切る、となると、焦りますね。





私は風邪を引いていなくても、ストレスがかかると喉がイガっとして咳に繋がるので、コンサートでは平静を保つように努力し(この努力が逆効果になる説もあり)、飴(糖分)のような刺激物はむしろ咳を助長するので、固形であれ飴は用いないです。



でも折角、買ったので、5月に行くコンサートで、試してみましょう。
コロナ渦の少し前からますます騒がしくなり、避けてはいますが、何かと用事やお誘いがあり、結果として、銀座には毎月のように行っています。


大通り沿い、ヤマハのすぐ近くにある老舗喫茶店、カフェパウリスタ。コーヒー豆自体は市販されていて使っているので今更、と一度も入ったことはありませんでしたが、先日、機会があり、コーヒーとキッシュをいただきました。


お値段もそれなり、特に目新しいものもない(と思う)し、近くにチェーン店もあるし、空いているだろうと勝手に思っていたのですが、若い方たちが列をなしていました。


目的は? 私たちはジョン・レノン夫妻ご愛用という歴史目当てでした。






そのあと、近くの月光荘へ。画材を買いにたまに寄っていた際、目の端に入っていた古い写真。これがビートルズ来日時、彼らがここの絵具を使って絵を描いているものだったと今回初めて知りました。


銀座にはレノン夫妻やビートルズのエピソードのある場所が多く、別の楽しみ方ができますね。





さて、この春から、画材や素材の断捨離に本腰を入れます。捨てはしません、作品を作っての断捨離です。形から入る私としては、エプロンを用意するところから取り掛かります。


学生時代から子育て中まで、制作の作業着は、父や夫のワイシャツやネルシャツなどをリメイクしていました。


今、リメイクする古着の在庫もなくなり、さて、どうしたものか? そうだ、日曜画家さんや日曜陶芸家さんが身に着けているあのエプロンがカッコいい。





エプロンと言えば、家事用でも、いろいろと好みがありますよね。首にかけるか、後ろでクロスするか、ポケットの数や大きさ、位置、布地の硬軟、厚い薄い、素材、ひもの素材や長さ。


この便利なネット時代、検索しまくり、ホルベインやムサビなどよさそうなものもありましたが、上記の好みに合わず、そして、灯台下暗し、月光荘のオリジナルに辿り着きました。


お釈迦様の手のひらの上。ビートルズのお導き。
プロフィール
HN:
ルーニ
性別:
女性
自己紹介:
子育て真っ最中の頃から、「人生後半にやること」を探してきて、60近くになって、うっかり、そして、ようやく出会ってしまった”マリンバ”。ピアノと異なり、メロディーラインだけ弾いていれば曲になる。先生にピアノ伴奏をつけてもらえば、演奏家気分にも浸れる。う~ん、幸せです。

(注)カテゴリーの"マリンバパートナー"は、共同音楽出版社から№1~№8まで発行されているマリンバの楽譜冊子のことです。2025年8月時点で№1~№3には新版も発行されています。なお、同じ曲名でも、旧版と新版に掲載されているものは譜面が異なる可能性があります。
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