週1回、マリンバのレッスンが楽しみでもあり、苦しみでもあり。そんな60の手習いの日記です。
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先生が(当然のごとく)課してくる基礎練習は大抵、30分以上、丁寧にやれば1時間かかるかも。しかも、基礎練習は総練習時間の1/3~1/2、かけるものと言われています。そこから曲練習したら合わせて2時間以上。体力も気力も使います。仕事終わりや家事の合間ではちょっと大変。


好きな曲を弾きたいから楽器をしている、だから、30分もないのに、基礎練習なんてしている時間はない。そんなあなたに、私が辿り着いた"対策案"を紹介します。




【基礎練習の5分セットを、自分で決めます】

例として、音階練習を1調、2回 + 練習曲1曲を2回で、5分かかるとします。

そうすると、
1セット:音階練習、1調✕2回 + 練習曲、1曲✕2回 で、5分

2セット:  〃 、1調✕4回 +  〃 、1曲✕4回 で、10分
あるいは、  〃 、2調✕2回 +  〃 、2曲✕2回  〃




今日、音楽にとれる時間が15分なら、基礎練習は1セット、30分なら2セットします。つっかえても、間違っても、サーっと通して、ともかく終了。身構えず、気をラクにもって、ともかく楽器を弾き始めることが重要なんです。


なお、新しい音階練習や練習曲は、セット扱いの外です。充分、時間のとれる日に始めます。








どうも、「自分は趣味なんだから基礎練習の必要はない」というのって、まじめな方じゃないかと、自身の経験から思うのです。その思考回路はこうです。


「えーっと、練習は毎日、そして、まず基礎練習を30分とか1時間とか? いや、上達に必要なのはわかるけど、無理無理、時間ないです。理想と現実は違うよ」

 ↓

「あー、先生に言われたとおりに、基礎練習からはじめたら、それだけで終わっちゃったよ。今日は休日だからできたけど、これを毎日? 無理無理」

 ↓

「えー、疲れてるのに、他にやることもあるのに、基礎練習しないと、曲、弾いちゃいけないの? 何のためにやってるんだよぉ。不十分でいいから、あの好きな曲をやりたいよぉ」

 ↓

基礎練習の呪縛にかかり、ホコリをかぶる楽器。教室退会。







そりゃあ、先生からすれば、「つっかえても間違っても5分で終わらせる基礎練習」なんて噴飯ものでしょうけれど、ゼロよりはいいでしょう?


でも、やっぱり、基礎練習は"好きな曲"を好きなように気持ちよく弾くのに繋がりますから、「やらなくていい、趣味には無駄無駄」ではもったいない。







このセット方式、子どもの頃、気づきたかったなぁ。でも、あの先生、怖かったからなぁ。
【16小節以降】

装飾音符とスラー、スタッカートの連続で、一気に難しくなります。そして、それを力まず軽やかに弾かなくてはなりません。


ステップ1:装飾音符を省略し、8分音符のみを弾いて、長さを掴む
      ・スラーとスタッカートの感じも掴む


ステップ2:2か所の装飾音符だけを練習する
      ・3つの音符をまとめて勢いよく弾く
      ・軽く弾く


ステップ3:装飾音符と、次の8分音符を続けて練習する
      ・その間は、微妙に分離する


ステップ4:通しで練習する
【my手順の紹介】 

・各小節とトレモロ後は、前後の音と比べ、高い音は右手、低い音は左手から開始し、交互に続ける。
カテゴリー[マリンバの始め方]の、「右か左か、手順がポイント(2)」もご覧ください。
・手順は各個人のやりやすい方法で構わず、利き手や先生によっても異なります。




【A
同じフレーズを、2回、繰り返す
・0小節目(弱起):L

・1小節目:②L ④R
・2小節目:③R
・3小節目:②R



 
【B】
・9小節目:②R
・10小節目:②L ④R
・11小節目:①L



 
【C】
・13小節目:②L ④R
・14、15小節目:①L
・16小節目:②L ここから、装飾音符を除いて、R→L→Rと続く
・20小節目:①R
・18小節目の装飾音符:L→R→L
・19小節目の装飾音符:R→L→R
 



※①、②…:その小節の1番目、2番目…の音(休符除く)を表す。
※小節番号は、譜面左端の数字から数える。
※R:右手 L:左手
楽譜欄外に、この曲は「ミュージカル映画『チキチキバンバン』(1968年)のテーマ曲で、"チキチキバンバン"とは、この映画の主役でもある空飛ぶ自動車の名前」とあります。


さらに、調べてみると、アメリカで、自動車に庶民の手が届くようになった時代、購入した人たちの、"車自慢"、「さあ、車で出かけよう! どこに行こうか? 楽しい! 楽しい!」という歌で、"チキチキバンバン"は、エンジン機関やバックファイヤーの音を表しているので、そのような感じで演奏すると雰囲気が出るようです。




【私が参考にしたYouTube動画】

・[和訳付き]チキ・チキ・バン・バン(英語版)"Chitty Chitty Bang Bang" (投稿者 Ilija Agutin)

・Chitty Chitty bang bang チキチキバンバン英語歌詞 (投稿者 Dr.HIRO)

・《吹奏楽行進曲》チキチキバンバン(行進曲ヴァージョン) (投稿者 エムハチチャンネル)

・チキチキバンバン (投稿者 音の絵)
【トレモロやトリル】
この曲では、軽やかに演奏する。




【両手でリズムをとる】
43小節目、及び、以降、同じパターンの小節では、左手も右手同様に上げることで、リズムをとる。




【和音のスタッカート】
Dの和音のスタッカートは、叩いた直後、マレットを垂直に上げて、軽やかに演奏する。




【続けて演奏する】
68と69小節目の間、74と75小節目の間に、勝手に休符を入れないよう、演奏する。




【マレットの高さを調整してデクレッシェンド】
70小節目は、次第にマレットの上げ方を低くしていくことで、デクレッシェンドにする。




【勝手にスタッカートにしない】
103小節目は、4つとも、4分音符であることを忘れずに、演奏する。
プロフィール
HN:
ルーニ
性別:
女性
自己紹介:
子育て真っ最中の頃から、「人生後半にやること」を探してきて、60近くになって、うっかり、そして、ようやく出会ってしまった”マリンバ”。ピアノと異なり、メロディーラインだけ弾いていれば曲になる。先生にピアノ伴奏をつけてもらえば、演奏家気分にも浸れる。う~ん、幸せです。
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