週1回、マリンバのレッスンが楽しみでもあり、苦しみでもあり。そんな60の手習いの日記です。
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会場は上野公園にある重要文化財の『旧東京音楽学校奏楽堂』。満席でした。


オペラに登場するスペイン歌曲を、ソプラノの女性が身振りと表情豊かに歌われました。曲の前に、スペインなどの古今のエピソードや、歌詞の日本語訳を話してくれたので、より曲を楽しめました。


嶋崎雄斗さんは、カスタネットやカホン、タンバリンなどのパーカッションを担当されていました。カスタネットで効果音的な伴奏だけでなく、ピアノとの二重奏までできる打楽器奏者って希少ではないでしょうか? 嶋崎さんもこのようなコンサートは初めてだとのことでしたが、これからはスペイン歌曲歌手のみなさんに引っ張りだこになりそうです。
これまでの(2)と(3)も含めて、強弱やブレスなど、すべてを自然に繋げて平静に演奏し、心地よい曲にするのはとても難しいです。




【強弱の波】

・6、7小節目:トレモロはやさしく開始し、次第に音量を上げて、続く16分音符3つは強めにする。
・10~12小節目:10、11小節目の⑨のトレモロはやさしく開始し、次第に音量を上げて、続く11、12小節目の16分音符4つは弱めにする。




【ひとまとめ】

・4、5、13、14小節目:8分音符(トレモロ)と続く16分音符2つをひとまとめの単位として考えて、③と④、⑨と⑩の間に、ごくごくわずかな区切りを入れる。




【ブレス】

ごくわずかな区切りを入れる。

・9小節目:②と③の間
・15、16小節目:⑧と⑨の間
【ラルゴ】

この曲は、ヴィヴァルディのバイオリン協奏曲第4番へ短調の第2楽章です。Largo(ラルゴ)は音楽の速度記号のひとつで、「ゆったり、ゆるやかに」の意味です。


つまり、曲名に特別な意味はなく、ただ単に速度が「ラルゴ」なのです。因みに第1楽章の速度はAllegro non molto、第3楽章はAllegroです。大抵、第1楽章と第3楽章が速くて、あいだの第2楽章はゆっくりな曲で構成されますね。


また、そもそも、ヴィヴァルディが自身の協奏曲から4つを選び、『四季』としてまとめ、そう総称したわけではなく、後世のどなたかの行動です。


4つのうち、『春』と『冬』の第2楽章だけ、速度が「ラルゴ」なので、『四季 冬』の『ラルゴ』と言えば、この曲なのです。






このように、作曲家の知らないところで、まとめられたり、命名されたりした曲は少なくありませんね。特に現代、クラシックと呼ばれる時代の作曲家の多くは、単に『○○協奏曲 第○番』と通し番号のように命名していたり、そもそも命名も整理もせず、死後知人や研究者たちが行ったりといったエピソードが多いです。







ショパンの『練習曲 作品10 第3番』は西欧では様々な愛称があるようですが、日本では決まって『別れの曲』と呼ばれます。戦前公開されたショパンの生涯を描いたドイツ映画の邦題が『別れの曲』。私は未見のため、以下は通説ですが、ショパンがピアノに没頭するために恋人と別れるシーンにこの曲が流れていたので、日本では『別れの曲』と指すことになったようです。本来は単なる『練習曲』であり、無味無臭のはずなのですが(ショパンの腕自慢臭はぷんぷんしますが)。


美しい曲ですし、ショパンが『別れの曲』と命名したわけではないのですが、やはり特に日本においては、結婚式や授賞式などおめでたい席や、レストランなど恋人や夫婦もいるだろう場でのライブ演奏やBGMに選ばないほうが無難ですね。
音階練習は、長調12個の後、短調を順に行ってきましたが、このたび、最後まで制覇しました、一応・・・。そう、単発で弾くことを制覇したのと、全調を連続してスラスラ弾けるかは別問題。

                エンハーモニックキー(異名同調)
  • イ短調 
  • ホ短調  (♯ 1個)
  • ロ短調  (♯ 2個)
  • 嬰ヘ短調 (♯ 3個)
  • 嬰ハ短調 (♯ 4個)
  • 嬰ト短調 (♯ 5個)  = 変イ短調 (♭ 7個)
  • ニ短調  (♭ 1個)
  • ト短調  (♭ 2個)
  • ハ短調  (♭ 3個)
  • へ短調  (♭ 4個)
  • 変ロ短調 (♭ 5個)  = 嬰イ短調 (♯ 7個)
  • 変ホ短調 (♭ 6個)  = 嬰ニ短調 (♯ 6個)




実際のところ、わたしの弾くような曲の調号は、シャープもフラットも多くて3つ、大抵はゼロかひとつなので、四つも五つもついている音階など練習不要では? と思っていたのですが、無心でやっている(やらされている)うちに、気づきました。やっぱり、必要だと。



確かに、変ニ長調やヘ短調の曲は一生お目にかからないでしょうけれど、必要なのは、腕の動きの訓練なのです(と思う)。白鍵から黒鍵へ、黒鍵から白鍵への移動、黒鍵の連続、白鍵のひとつ飛ばしなど、実にいろんな動きが出てくるので、関節が緩やかになる? 体の動きがなめらかになる? そんな感じなのです。そしてその動きのパターンが、臨時記号も相まって、いつものト長調やイ短調の曲にもちょこちょこ登場するので、全体に、余裕をもって弾けるようになった気持ち。


(たぶん)これなんですよね、(未来のない老体の)ド素人でも全調の基礎練習をする(させられる)のは。


やる意味を持ててからは、俄然、音階練習にも熱が入りました。
【繰り返されるフレーズは、音量を変えてメリハリをつける】

強さの指定がない場合はほどほどに。


◇大きくしていく

・4~5小節目
・6~7小節目
・10~12小節目
・13~14小節目


◇小さくしていく

・15~16小節目
プロフィール
HN:
ルーニ
性別:
女性
自己紹介:
子育て真っ最中の頃から、「人生後半にやること」を探してきて、60近くになって、うっかり、そして、ようやく出会ってしまった”マリンバ”。ピアノと異なり、メロディーラインだけ弾いていれば曲になる。先生にピアノ伴奏をつけてもらえば、演奏家気分にも浸れる。う~ん、幸せです。
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