週1回、マリンバのレッスンが楽しみでもあり、苦しみでもあり。そんな60の手習いの日記です。
| Admin | Res |
<< 09  2025/10  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31    11 >>
[1]  [2]  [3]  [4
先生が(当然のごとく)課してくる基礎練習は大抵、30分以上、丁寧にやれば1時間かかるかも。しかも、基礎練習は総練習時間の1/3~1/2、かけるものと言われています。そこから曲練習したら合わせて2時間以上。体力も気力も使います。仕事終わりや家事の合間ではちょっと大変。


好きな曲を弾きたいから楽器をしている、だから、30分もないのに、基礎練習なんてしている時間はない。そんなあなたに、私が辿り着いた"対策案"を紹介します。




【基礎練習の5分セットを、自分で決めます】

例として、音階練習を1調、2回 + 練習曲1曲を2回で、5分かかるとします。

そうすると、
1セット:音階練習、1調✕2回 + 練習曲、1曲✕2回 で、5分

2セット:  〃 、1調✕4回 +  〃 、1曲✕4回 で、10分
あるいは、  〃 、2調✕2回 +  〃 、2曲✕2回  〃




今日、音楽にとれる時間が15分なら、基礎練習は1セット、30分なら2セットします。つっかえても、間違っても、サーっと通して、ともかく終了。身構えず、気をラクにもって、ともかく楽器を弾き始めることが重要なんです。


なお、新しい音階練習や練習曲は、セット扱いの外です。充分、時間のとれる日に始めます。








どうも、「自分は趣味なんだから基礎練習の必要はない」というのって、まじめな方じゃないかと、自身の経験から思うのです。その思考回路はこうです。


「えーっと、練習は毎日、そして、まず基礎練習を30分とか1時間とか? いや、上達に必要なのはわかるけど、無理無理、時間ないです。理想と現実は違うよ」

 ↓

「あー、先生に言われたとおりに、基礎練習からはじめたら、それだけで終わっちゃったよ。今日は休日だからできたけど、これを毎日? 無理無理」

 ↓

「えー、疲れてるのに、他にやることもあるのに、基礎練習しないと、曲、弾いちゃいけないの? 何のためにやってるんだよぉ。不十分でいいから、あの好きな曲をやりたいよぉ」

 ↓

基礎練習の呪縛にかかり、ホコリをかぶる楽器。教室退会。







そりゃあ、先生からすれば、「つっかえても間違っても5分で終わらせる基礎練習」なんて噴飯ものでしょうけれど、ゼロよりはいいでしょう?


でも、やっぱり、基礎練習は"好きな曲"を好きなように気持ちよく弾くのに繋がりますから、「やらなくていい、趣味には無駄無駄」ではもったいない。







このセット方式、子どもの頃、気づきたかったなぁ。でも、あの先生、怖かったからなぁ。
YouTube動画で、バイオリンやピアノのレッスンチャンネルを見ていると、up主(先生)は、「毎日毎日毎日レッスンしましょう。そして、まず、基礎練習をしっかりしてから、曲の練習をしましょう。基礎練習は何より大事! 大事!! 大事!!!」と熱弁されています。


まあ、その先生も、「子どもの頃は、毎日のレッスンも、基礎練習も、嫌で嫌で…でも、気が付いたんです、基礎練習の大切さに。だって、曲は、基礎練習の組み合わせだから」という流れなのですが。


で、その動画に寄せられたコメントは、多くが「その通りですね。基礎がないと、曲、弾けませんよね。私も頑張ります」というものですが、少数派でも必ずあるのが、こんなコメント。


「いやいや、毎日のレッスンなんて無理! そして、仕事から帰って、家事してから、やっと確保したわずかな時間を基礎練習に割くなんて、モチベーション、上がりません!! 曲、弾きたいから、やってるんだし、そもそも、プロじゃないし!!!」


up主もコメント主も、結構、!!! なんですよね、口調が。




私は基礎練習が苦にならないタイプなので、それだけやっていてもいいのですが(それはそれで困った感じ)。




この、《基礎練習と曲練習の、仁義なき、せめぎ合い ~心理と時間の葛藤~》は、先生(プロ)側と、趣味人側(アマのアマ)、結局は、それぞれの“マジメさ”に起因している気がします。
四半世紀ぶりに、改訂版が発売されました。数曲が差し替えられ、"白雪姫"や"魔笛"が新しく入りました。書籍名は、『NEWマリンバパートナー』(野口道子編著)で、楽天ブックス、amazonなどで扱い中です。


1年前、旧版がずっと欠品状態だったVol.8がようやく、改訂出版されて嬉しかったのですが、Vol.1のニュースも嬉しい。
前のページ     HOME    
プロフィール
HN:
ルーニ
性別:
女性
自己紹介:
子育て真っ最中の頃から、「人生後半にやること」を探してきて、60近くになって、うっかり、そして、ようやく出会ってしまった”マリンバ”。ピアノと異なり、メロディーラインだけ弾いていれば曲になる。先生にピアノ伴奏をつけてもらえば、演奏家気分にも浸れる。う~ん、幸せです。

(注)カテゴリーの"マリンバパートナー"は、共同音楽出版社から№1~№8まで発行されているマリンバの楽譜冊子のことです。2025年8月時点で№1~№3には新版も発行されています。なお、同じ曲名でも、旧版と新版に掲載されているものは譜面が異なる可能性があります。
カテゴリー
フリーエリア

Powered by Ninja Blog    Material by cherish    Template by Temp* factory
Copyright (c)きょうのマリンバ All Rights Reserved.