週1回、マリンバのレッスンが楽しみでもあり、苦しみでもあり。そんな60の手習いの日記です。
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若き安倍圭子氏がマリンバを日本や世界に広めようと積極的に動いていた1968年、文化庁芸術祭に参加申請したところ、「マリンバは芸術を表現する楽器として認められていないので」と一度は参加を断られました。しかし、「日本を代表する何名もの作家に依頼した、マリンバのオリジナル作品のリサイタルだから」と熱心に説明し、認められました。


そして、2022年、「長年にわたり、マリンバ演奏家として、新たな奏法を開拓し、音楽表現の幅を広げ、我が国の芸術文化の振興に多大な貢献をしている」功績により文化庁長官表彰を受賞されました。


その安倍氏の揺るがない世界を余すところなく、そして結晶の形で体現したのが、今回のアンサンブルコンサートであったと感じました。
安倍圭子氏のアンサンブルコンサートに行ってきました。チケットは完売で満席でした。


演奏内容は、すべて安倍氏の手による曲で、演奏者はもちろん、聴衆も安倍氏を̪師と仰ぐ方たちがほとんど。おそらく、「何となく」マリンバの演奏が聴きたくて来場した方はごく少数だったでしょう。


帰り際、誘われて来ただろう、年配の方が訳が分からないといったご様子で、「知らない曲ばかりだった。最後の(アンコールの)曲だけは調子が良くてよかったけど…」とおっしゃってました。


自然で正直な感想だと思います。
日本から世界へ、マリンバを広めた方です。もう半世紀も前のこと。1ドルが360円の固定だった頃でしょうか、そんな時代に世界を飛び回った女性です。


その安倍氏と多くの著名な方々のアンサンブルは、逃したら再びは訪れない機会。




【安倍圭子マリンバアンサンブルコンサート 音楽人生80周年によせて】

2024年9月21日(土)18時開演 ヤマハホール(東京・銀座)

チケットぴあで扱っています。お急ぎください。
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プロフィール
HN:
ルーニ
性別:
女性
自己紹介:
子育て真っ最中の頃から、「人生後半にやること」を探してきて、60近くになって、うっかり、そして、ようやく出会ってしまった”マリンバ”。ピアノと異なり、メロディーラインだけ弾いていれば曲になる。先生にピアノ伴奏をつけてもらえば、演奏家気分にも浸れる。う~ん、幸せです。

(注)カテゴリーの"マリンバパートナー"は、共同音楽出版社から№1~№8まで発行されているマリンバの楽譜冊子のことです。2025年8月時点で№1~№3には新版も発行されています。なお、同じ曲名でも、旧版と新版に掲載されているものは譜面が異なる可能性があります。
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