週1回、マリンバのレッスンが楽しみでもあり、苦しみでもあり。そんな60の手習いの日記です。
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ここまでご紹介した2冊の特徴は、


・1冊目は、ピアノ鍵盤上のドレミも目印がないと…けれど、ともかく、"曲"というものを、今すぐ弾いてみたい、ほぼ楽器初心者向け。ピアノ伴奏なし(コードはある)。


・2冊目は、楽譜はそこそこ分かるし馴染みもあるので、すこし長くて複雑な曲を弾いてみたい人向け。ピアノ伴奏なし(コードはある)。








共通しているのは、ピアノ伴奏がなくても、曲として成立する楽譜であること。これ、案外、重要です。バイオリンやフルートなど、メロディーライン担当の楽器には総じて当てはまりますが、ピアノ伴奏や二重奏でないと曲にならない楽譜は、自分ひとりだけで楽しむのには向いていません。


ですから、弾いてみたい楽譜をネットで探す時も、そこもチェックポイントになります。同じ曲でも、ソロであったり、ピアノ伴奏が必須であったり、複数の楽器で成立するアンサンブルであったり、さまざま、ありますので。
若き安倍圭子氏がマリンバを日本や世界に広めようと積極的に動いていた1968年、文化庁芸術祭に参加申請したところ、「マリンバは芸術を表現する楽器として認められていないので」と一度は参加を断られました。しかし、「日本を代表する何名もの作家に依頼した、マリンバのオリジナル作品のリサイタルだから」と熱心に説明し、認められました。


そして、2022年、「長年にわたり、マリンバ演奏家として、新たな奏法を開拓し、音楽表現の幅を広げ、我が国の芸術文化の振興に多大な貢献をしている」功績により文化庁長官表彰を受賞されました。


その安倍氏の揺るがない世界を余すところなく、そして結晶の形で体現したのが、今回のアンサンブルコンサートであったと感じました。
安倍圭子氏のアンサンブルコンサートに行ってきました。チケットは完売で満席でした。


演奏内容は、すべて安倍氏の手による曲で、演奏者はもちろん、聴衆も安倍氏を̪師と仰ぐ方たちがほとんど。おそらく、「何となく」マリンバの演奏が聴きたくて来場した方はごく少数だったでしょう。


帰り際、誘われて来ただろう、年配の方が訳が分からないといったご様子で、「知らない曲ばかりだった。最後の(アンコールの)曲だけは調子が良くてよかったけど…」とおっしゃってました。


自然で正直な感想だと思います。
「なるほどやさしい これで弾ける
 木琴・鉄琴入門 ~レッスンCD付」
編著者:野呂芳文
発行所:(株)ドレミ楽譜出版社
価格:2200円+税(当時)
ピアノ伴奏なし(コードはあり)
使用マレット:2本




クラシックや外国民謡がメイン。少々編曲されているものや、サビ部分だけのものもありますが、楽しむには十分。掲載されている28曲のうち、25曲が、こおろぎ社の小さいほうの卓上木琴ECO32で弾けます(音域が足りる)。これはかなりお得な割合です。コードもついていますので、どなたかに伴奏してもらえば、ミニコンサートも開けそう。


"木琴・鉄琴入門"とあるように、楽譜自体が、木琴・鉄琴仕様ですし(トレモロなど)、基礎練習やコツなどが丁寧に掲載されています。付属のCDもなかなかよいです。
「いろんな楽器に使える!
 1オクターブ 8音だけで演奏できる
             楽しい曲集」

発行所:(株)デプロMP
価格:1500円+税(当時)
ピアノ伴奏なし(コードはあり)




基準のドから、上のドまでの範囲で弾ける楽譜です。つまり、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド、です。


リコーダー、オカリナ、メロディベルなども想定している曲集で、私は、小さいカリンバ用に購入しました。


唱歌や外国民謡、クラシック、フォークソングなど、130曲以上、掲載されています。ただし、1オクターブに収めるため、少々編曲されているものや、特にクラシックやフォークソングは、サビ部分だけのものもありますが、楽しむには十分。


ドレミや番号も振ってありますので、鍵に弱粘着の付箋などを貼れば、楽譜が読めなくても弾けます。


また、コードもついていますので、どなたかに伴奏してもらえば、気分良く弾けますね。
プロフィール
HN:
ルーニ
性別:
女性
自己紹介:
子育て真っ最中の頃から、「人生後半にやること」を探してきて、60近くになって、うっかり、そして、ようやく出会ってしまった”マリンバ”。ピアノと異なり、メロディーラインだけ弾いていれば曲になる。先生にピアノ伴奏をつけてもらえば、演奏家気分にも浸れる。う~ん、幸せです。

(注)カテゴリーの"マリンバパートナー"は、共同音楽出版社から№1~№8まで発行されているマリンバの楽譜冊子のことです。2025年8月時点で№1~№3には新版も発行されています。なお、同じ曲名でも、旧版と新版に掲載されているものは譜面が異なる可能性があります。
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