週1回、マリンバのレッスンが楽しみでもあり、苦しみでもあり。そんな60の手習いの日記です。
| Admin | Res |
<< 07  2025/08  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31    09 >>
[21]  [22]  [23]  [24]  [25]  [26]  [27]  [28]  [29]  [30]  [31
予想通りの、私好みの音(音楽)でした。和音や音の繋がり、それらが齎す響きが素敵。


バッハのあとは、それ系の教会的な"新曲"。先日行った安倍圭子氏の音楽(曲)と共通するのは、私には、たぶん、何回聞いても同じ曲だとわからない、口ずさめないということ。異なるのは、名倉誠人氏のほうは楽譜が思い浮かべられること、小節の棒線が見えること。


マリンバが好きでも、コンサートは曲目によりますね。それと、ほかの楽器との組み合わせ。マリンバがメインなのか、一員に過ぎないのか。




そうそう、ピアノ伴奏者がタブレットの楽譜を、指でタッチしてめくるスピードに感心。すごく速い音の連続の、一瞬の隙をついて、パッと。足でやっている方のは見たことあったけど、今回はペダルもずっと使っていたのでそれでは難しいでしょう。自分で操作できれば、めくる係が不要なわけで、身軽ですね。
⦿ドレミ順
・イタリア語を基にした日本語の音名

・”ド”が先頭。
・母音が4種類で、区別しやすい。
・"ドレミの歌"のおかげか、子どもも覚えやすい。


ラ シ ド レ ミ ファ ソ
la si do re mi fa so




⦿イロハ順
・アルファベット順と同類の、日本語独自の音名

・”ラ”が先頭
・イロハ歌は、七五調なので、7つある音名にぴったり当てはまり、覚えやすく、言いやすい。
・イ~トの7つは、日常生活でも用いられるので、馴染み深い。


イ ロ ハ ニ ホ ヘ ト
i ro ha ni ho he to




【そこで…いろいろと試してみました】


⦿もし、イロハ順を、アイウエオ順にしていたら?
・当然のことながら、母音のみが多くて、言いづらそう。


ア イ ウ エ オ カ キ
a i u e o ka ki




⦿もし、イロハ順を、アカサタナ順にしていたら?
・すべての母音が"ア”になり、聴き間違いが多そう。


ア カ サ タ ナ ハ マ
a ka sa ta na ha ma




う~ん・・・でも、やっぱりイロハ順がいいみたい。
深い意味はなく、アルファベット順に命名した英語などと同様でしょう。


では、イロハそのものは何か?


日本語の文字の並べ方のひとつ、イロハ順です。かな文字を、それぞれ1回だけ使って作った、遊び? 粋?な文章のひとつで、他にもあります。最も有名なのが"イロハ歌"で、平安時代に現れました。作者は不明です。




いろはにほへと
ちりぬるを

わかよたれそ(え)
つねならむ

うゐのおくやま
けふこえて

あさきゆめみし
ゑひもせす

(ん)




色は匂えど
散りぬるを

我が世誰ぞ
常ならむ

有為の奥山
今日越えて

浅き夢見し
酔ひもせず




(注)私は(え)と(ん)つきで習いました。現代風(当時)らしいです。そうすると、"え"が2回、登場しますが、文字は同じでも、発音が異なるそうです。
ドイツ語はアルファベット、日本語ではイロハで、音名を音階順で表していますが、イタリア語のドレミは何でしょう? 


たまたま(別説あり)グレゴリオ聖歌ヨハネ賛歌の、各節の最初の音が、ドレミファソラの音階になっており("ドレミの歌"みたいに)、その音に対応するラテン語の歌詞の頭文字をそのまま音名につけたそうです。


Ut queant laxis  あなたの僕が
Resonare fibris  声をあげて
Mira gestorum  あなたの行いの奇蹟を  
Famuli tuorum  響かせることができるように
Solve polluti   私たちの穢れた唇から
Labii reatum   罪を拭い去ってください
Sancte Iohannes 聖ヨハネ様


・"Ut"は発音しやすい"Do"となりました。でも、フランス語ではそのまま"ユト"ですね。
・この曲には”ラ”の音までしかありませんでしたので、のちに、”シ”を追加しました。


参考:
Wikipedia
inalesson.com         pianomap
音階の先頭は、古代ギリシャ時代では"ラ"だったので、慣習で、長らく、そうされてきたらしいです。


しかし、その後、楽譜印刷の先進国だったイタリアで、"ド"が先頭だったこと、そして、そうしたほうが何かと都合がよいらしく、今では、取って代わりました。


調号(♯や♭)がつかないので、初心者に優しいからでしょうか?


ただし、今でも、オーケストラのチューニングの音や、基準ピッチの表し方(A=440Hzなど)、88鍵ピアノの左端の音に、先頭だった"ラ"の意地の名残があります。




参考:
ちゃんとした音楽理論書を読む前に読んでおく本 侘美秀俊著 RittorMusic発行
プロフィール
HN:
ルーニ
性別:
女性
自己紹介:
子育て真っ最中の頃から、「人生後半にやること」を探してきて、60近くになって、うっかり、そして、ようやく出会ってしまった”マリンバ”。ピアノと異なり、メロディーラインだけ弾いていれば曲になる。先生にピアノ伴奏をつけてもらえば、演奏家気分にも浸れる。う~ん、幸せです。

(注)カテゴリーの"マリンバパートナー"は、共同音楽出版社から№1~№8まで発行されているマリンバの楽譜冊子のことです。2025年8月時点で№1~№3には新版も発行されています。なお、同じ曲名でも、旧版と新版に掲載されているものは譜面が異なる可能性があります。
カテゴリー
フリーエリア

Powered by Ninja Blog    Material by cherish    Template by Temp* factory
Copyright (c)きょうのマリンバ All Rights Reserved.