週1回、マリンバのレッスンが楽しみでもあり、苦しみでもあり。そんな60の手習いの日記です。
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my手順の決め方を紹介します

最初の音を、右手(もしくは左手)から開始して、あれ?と思うところに付箋で印をつけ、飛ばして、終わりまで進める。


[基本] 例外あり(曲の流れを重視して、臨機応変に決める)

 ●曲の最初や区切りの小節:1番目の音と、2番目の音の位置関係で、右手から始めるか、左手から始めるかを決める。そのあとは、左右、交互に進む。
 ●トレモロ:右手から始める。
 ●トレモロの直後:右手(もしくは左手)から再開する。前の音の流れ(特に付点あり)や次の音との位置関係で決める。
 ●和音の直後:    同上
 ●同じフレーズ:同じ手順にする。覚えやすいし、同じ調子にしやすい。
 ●楽譜に指定がある:指定通り




あれ?と思う小節では、帳尻合わせをする。

[帳尻合わせの方法の例]

 ●途中で、右→右や、左→左にしてみる
  ・できれば隣り合わせの白鍵で行う
  ・連続は2つまで。3つはしない。


(注)手順は各個人のやりやすい方法で構わず、利き手や先生によっても異なります。
【my手順の紹介】

・結局のところ、手順は各個人のやりやすい方法で構わず、利き手や先生によっても異なります。

・左右の音の微妙な大きさや音色の違いや、リズムの取りやすさから、同じ曲内では、同じようなフレーズは、ある程度統一したほうがよいようです。

カテゴリー[マリンバの始め方]の、「右か左か、手順がポイント(1)~(3)」もご覧ください。



《基本》


Ⓐひとつめの音が、ふたつめより高ければ右手、低ければ左手から開始し、交互に続ける。

Ⓑトレモロは右手から始める(左が利き手の場合については不知)。
Ⓒ右手だけ、左手だけで、連続して弾くのは、基本的には2個まで。多くて3個まで。
Ⓓ楽譜で指定されている場合は、基本は指定通り(変更してもよい)。


※①、②…:その小節の1番目、2番目…の音(休符除く)を表す。
※小節番号は、譜面左端の数字を基準にして数えると便利。
※R:右手 L:左手
トレモロの音とタイになっている音は、トレモロ記号が付いてなくても、トレモロで演奏します。




《この曲についての特記》

㋐ 基本:各小節とトレモロ後は、Rから開始
㋑ ㋐の例外:90、98、105小節目:Lから開始
㋒ 35、39、42、81、85小節目:装飾音符 L
㋓ 59~61小節目:23~25小節目の指定通り
㋔ 82小節目:②R ③R ④L
㋕ 94小節目:①R ②R

マリンバの練習で大切なポイントのひとつが、"手順"だと思います。つまり、この音を右手で弾くのか、左手でか、ということです。








勿論、プロの方は習熟されているので、初見の難曲であっても適切な手順で弾けますが、超初心者の私には、入門楽譜でも迷いまくる重要問題。そして、すぐ忘れる性分から、楽譜に左右のしるしをつけないとダメです。しかも、覚え直すのも苦手な性分なので、理想的には、最初に完璧な手順にしておきたいです。


ですから、強弱だの表現だの何より、手順の"解明"が最優先。取り敢えず自分であれこれ仮定してみて、やりにくいところは先生にGo。すると「あ~、これはこうすると~」と私には考えつかなかった、実に的確なアドバイスを得られます。








初心者用の楽譜には、キーになるほんの数個の音符に左右の指定がされている場合もありますが、基本的には未指定。もう、全部、指定してよ!って感じです。


ただ、先生によれば、人によってやりやすい手順は異なるし、何なら、楽譜で指定してある手順も変えていいとのこと。


深すぎ。
では、なぜ、そもそも、"変"や、"嬰"の文字が用いられたのか?については、漢和辞典を引いても分かりませんでしたが、古い漢字に、そのような意味が含まれていたのかもしれません。


例えば、五声の音名も、次のように、身分的な意味があったようです。


宮・・・君主 
商・・・臣下 
角・・・民  
徴・・・事   
羽・・・物




* * * * *




【漢語辞典より】

[変]
かわる・かえる・ふつうと違う・ふしぎ・ばけもの・突然のできごと・ふつうでないできごと

[変記号](ヘンキゴウ)
音楽で、音の高さを本位音より半音下げる記号。

[変徴](ヘンチ)
中国の音階の第4である徴(チ)より半音低い音。悲壮な調子。




[嬰]
あかご・みどりご・めぐる・こもる

[嬰記号](エイキゴウ)
音楽で、音の高さを本位音より半音上げる記号。

[嬰羽](エイウ)
中国の音階の第1である羽(ウ)より半音高い音。




参考
Wikipedia
現代漢語例解辞典第二版 小学館
たぶん、中国古楽の影響を受けた日本雅楽の音階(1オクターブ)の表記ルールから持ってきたみたいです。




【中国古楽】
五声] 五音ともいう。
低 宮 (キュウ) 
  商 (ショウ) 
↕  角 (カク)  
  徴 (チ)   
高 羽 (ウ)   




【のちに2つの音を加えたバージョンの中国古楽と、おそらくそれが伝わった日本雅楽(呂旋)の音階】
[七声] 七音ともいう。
 宮  (宮の低半音)
  宮  
  商  
  角  
 徴  (徴の低半音)
  徴  
  羽




【おそらく上記の呂旋から派生した日本雅楽(律旋)の音階】
[七声]
  宮  
  商
 商  (商の高半音)  
  角  
  徴
  羽
 羽  (羽の高半音)
  



参考
Wikipedia
プロフィール
HN:
ルーニ
性別:
女性
自己紹介:
子育て真っ最中の頃から、「人生後半にやること」を探してきて、60近くになって、うっかり、そして、ようやく出会ってしまった”マリンバ”。ピアノと異なり、メロディーラインだけ弾いていれば曲になる。先生にピアノ伴奏をつけてもらえば、演奏家気分にも浸れる。う~ん、幸せです。

(注)カテゴリーの"マリンバパートナー"は、共同音楽出版社から№1~№8まで発行されているマリンバの楽譜冊子のことです。2025年8月時点で№1~№3には新版も発行されています。なお、同じ曲名でも、旧版と新版に掲載されているものは譜面が異なる可能性があります。
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