週1回、マリンバのレッスンが楽しみでもあり、苦しみでもあり。そんな60の手習いの日記です。
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【my手順の紹介】 


《基本》
・各小節とトレモロ後は、前の音より低ければ左手から、高ければ右手から開始し、交互に続ける


《特記》
・10、13、20、24、28、32小節目:②R
・19、35小節目:②L

・33小節目:②③L





※①、②…:その小節の1番目、2番目…の音(休符除く)を表す。
※小節番号は、譜面左端の数字から数える。
※R:右手 L:左手


(注)カテゴリー[マリンバの始め方]の、「右か左か、手順がポイント(2)」もご覧ください。
(注)手順は各個人のやりやすい方法で構わず、利き手や先生によっても異なります。
まだ引きずっている、「ドイツ語で、"シ"が、"B"でなく、"H"である理由は何?」問題の続きです。








諸説ありますが…スガナミ楽器のHPで面白いのを見つけましたので、それを基に、私の勝手解釈(特に後半)で、ご紹介しましょう。








「"ラ"と"ド"の間に、もうひとつ、音が必要だけど、候補が2つある、どっちにする?」と試行錯誤していた時代、英語同様、音階にアルファベット順を採用していたドイツでも、その"未決の音"に、"B"と命名しました。"ラ"が"A"ですからね。







では、ほかの音名のような大文字でなく、小文字の"b"で書かれたのは、なぜ?


"シ"候補には高いのと低いのの2つがあったのですが、当時なぜか"シ"という音が、音として外れもの扱いだったようで、「できるだけ用いない。やむを得ず用いる場合は、目立たないように低く歌う」としていたようです。で、「低いほうのシ候補で」、という意味を表すために、"b"を用いました。








反対に、高いほうのシ候補は、下図のような、四角ばったbで表しました。




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そのうち、次第に、ほかの音でも、「少し低く歌って」、「少し軟らかく歌って」を表すのに、"b"と添えるようになりました(それで、のちに、これが、"半音下げる"記号の♭になったらしい)。








「このような記号使いは便利だ」となり、反対に、「少し高く歌って」、「少し鋭く歌って」を表す記号も作ろう!と、四角張ったbに、上下左右に線を延長した井形の、♯としました(実際の横棒は、五線と区別するために、右上がり)。


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さらに、"♭や♯を取り消す"記号として、四角張ったbの右下にちょっと線を足して、ナチュラルの♮を作りました。


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実際の書き順は、下記のようなのかもしれませんが。



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で、結局"シ"は、高いほうの候補が採用されました。








ここからはさらに推測の推測ですが、本採用となった"シ"をどう表すか? 英語同様、そのまま素直に"B"とすればよかったのに、長年、ビー(べー)をいじり過ぎて、"b"や"B"が、もはや何を表すか人により異なって共通認識が得られなくなったので、ドイツでは「ここはひとつ、まったく別のアルファベットにしたほうがよくないか?」となったのでは?


で、ABCDEFGの次のHを採用したと。そして、英語のB♭は、むしろそのまま、Bに。









日本語    変記号   嬰記号     本位記号        
イタリア語  bemolle   diesis        bequadro        
フランス語  bémol    dièse           bécarre       
ドイツ語   b ,Be   Kreuz          Auflӧsungszeichen      
英語     flat    sharp        natural                    



さあ、どうでしょうか?




参考資料
スガナミ楽器のHP
Wikipedia
コトバンク
四半世紀ぶりに、改訂版が発売されました。数曲が差し替えられ、"白雪姫"や"魔笛"が新しく入りました。書籍名は、『NEWマリンバパートナー』(野口道子編著)で、楽天ブックス、amazonなどで扱い中です。


1年前、旧版がずっと欠品状態だったVol.8がようやく、改訂出版されて嬉しかったのですが、Vol.1のニュースも嬉しい。
【長いスラー】

6個以上の音符を含む、長いスラーが登場します。これは、イメージとしては、手首を動かさず、肘で叩きます。上げる時(叩いた後)はゆっくりで、下げる時(叩く)は普通通り。そして、最後の音は気持ち弱めに。


ピアノと似ているでしょうか?
楽譜欄外に曲名の説明があります。そこで、少し調べてみました。


多くの楽譜には、"Frohlicher Landmann,von der Arbeit zuruckkehrend"、後半を略した"Frohlicher Landmann"とあります。日本語訳は『楽しい農夫』や『楽しき農夫』、英語訳は"The Happy Farmer"や、"The Merry Farmers"です。特に英語では、ハッピ、ハッピ、ハッピー!の天然な感じですね。


ですが、"Frohlicher Landmann,von der Arbeit zuruckkehrend"を訳すと、『仕事帰りの楽しい農夫』。


あれ?


ずっと、「仕事が生きがいで、働くことが楽しい農夫なんだ(ドイツの農夫って幸せなんだ)」と思ってきましたが、安心しました。


そう思いながら演奏すると、また別の音色になりそうです。
プロフィール
HN:
ルーニ
性別:
女性
自己紹介:
子育て真っ最中の頃から、「人生後半にやること」を探してきて、60近くになって、うっかり、そして、ようやく出会ってしまった”マリンバ”。ピアノと異なり、メロディーラインだけ弾いていれば曲になる。先生にピアノ伴奏をつけてもらえば、演奏家気分にも浸れる。う~ん、幸せです。
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