週1回、マリンバのレッスンが楽しみでもあり、苦しみでもあり。そんな60の手習いの日記です。
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これまでの(2)と(3)も含めて、強弱やブレスなど、すべてを自然に繋げて平静に演奏し、心地よい曲にするのはとても難しいです。




【強弱の波】

・6、7小節目:トレモロはやさしく開始し、次第に音量を上げて、続く16分音符3つは強めにする。
・10~12小節目:10、11小節目の⑨のトレモロはやさしく開始し、次第に音量を上げて、続く11、12小節目の16分音符4つは弱めにする。




【ひとまとめ】

・4、5、13、14小節目:8分音符(トレモロ)と続く16分音符2つをひとまとめの単位として考えて、③と④、⑨と⑩の間に、ごくごくわずかな区切りを入れる。




【ブレス】

ごくわずかな区切りを入れる。

・9小節目:②と③の間
・15、16小節目:⑧と⑨の間
【ラルゴ】

この曲は、ヴィヴァルディのバイオリン協奏曲第4番へ短調の第2楽章です。Largo(ラルゴ)は音楽の速度記号のひとつで、「ゆったり、ゆるやかに」の意味です。


つまり、曲名に特別な意味はなく、ただ単に速度が「ラルゴ」なのです。因みに第1楽章の速度はAllegro non molto、第3楽章はAllegroです。大抵、第1楽章と第3楽章が速くて、あいだの第2楽章はゆっくりな曲で構成されますね。


また、そもそも、ヴィヴァルディが自身の協奏曲から4つを選び、『四季』としてまとめ、そう総称したわけではなく、後世のどなたかの行動です。


4つのうち、『春』と『冬』の第2楽章だけ、速度が「ラルゴ」なので、『四季 冬』の『ラルゴ』と言えば、この曲なのです。






このように、作曲家の知らないところで、まとめられたり、命名されたりした曲は少なくありませんね。特に現代、クラシックと呼ばれる時代の作曲家の多くは、単に『○○協奏曲 第○番』と通し番号のように命名していたり、そもそも命名も整理もせず、死後知人や研究者たちが行ったりといったエピソードが多いです。







ショパンの『練習曲 作品10 第3番』は西欧では様々な愛称があるようですが、日本では決まって『別れの曲』と呼ばれます。戦前公開されたショパンの生涯を描いたドイツ映画の邦題が『別れの曲』。私は未見のため、以下は通説ですが、ショパンがピアノに没頭するために恋人と別れるシーンにこの曲が流れていたので、日本では『別れの曲』と指すことになったようです。本来は単なる『練習曲』であり、無味無臭のはずなのですが(ショパンの腕自慢臭はぷんぷんしますが)。


美しい曲ですし、ショパンが『別れの曲』と命名したわけではないのですが、やはり特に日本においては、結婚式や授賞式などおめでたい席や、レストランなど恋人や夫婦もいるだろう場でのライブ演奏やBGMに選ばないほうが無難ですね。
【繰り返されるフレーズは、音量を変えてメリハリをつける】

強さの指定がない場合はほどほどに。


◇大きくしていく

・4~5小節目
・6~7小節目
・10~12小節目
・13~14小節目


◇小さくしていく

・15~16小節目
【トレモロ】
  • トレモロが続くので、基本、マレットの高さは低くキープする
  • トレモロに入るのを急がない
  • 音符分の長さをしっかりとる



【トリル】
  • 9、17、18、19小節目:音符分の長さをしっかりとる
【my手順の紹介】

・結局のところ、手順は各個人のやりやすい方法で構わず、利き手や先生によっても異なります。ただ、左右の音の微妙な大きさや音色の違いや、リズムの取りやすさから、同じ曲内ではある程度統一したほうがよい場合もあります。

カテゴリー[マリンバの始め方]の、「右か左か、手順がポイント(2)」もご覧ください。




《基本》


Ⓐひとつめの音が、ふたつめより高ければ右手、低ければ左手から開始し、交互に続ける。

Ⓑトレモロは右手から始める(左手が利き手の方については不知)。
Ⓒ右手だけ、左手だけで、連続して弾くのは、基本的には2個まで。多くて3個まで。
Ⓓ楽譜で指定されている場合は、指定通り。


※①、②…:その小節の1番目、2番目…の音(休符除く)を表す。
※小節番号は、譜面左端の数字から数える。
※R:右手 L:左手




《この曲についての特記》

㋐ 各小節とトレモロの直後:Rから開始
㋑ 6、7小節目:③L、⑧L
㋒ 16小節目:⑪L
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プロフィール
HN:
ルーニ
性別:
女性
自己紹介:
子育て真っ最中の頃から、「人生後半にやること」を探してきて、60近くになって、うっかり、そして、ようやく出会ってしまった”マリンバ”。ピアノと異なり、メロディーラインだけ弾いていれば曲になる。先生にピアノ伴奏をつけてもらえば、演奏家気分にも浸れる。う~ん、幸せです。
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